2012年5月31日木曜日

メタファーの危険

誰しも一度は、
何かに例えて説明したことがあると思います。

「夢みたいな話」とか、
「マシュマロみたいや柔らかさ」とか、
まあ何でもいいです。

そして何かに例えて説明することは、
その分野を知らない人に対して有効と言えます。

「プログラミングはアートだ!」
なんかこの一例でしょうか?

しかし例えて説明することは、
それそのものを説明した訳ではありません。

どんなに優秀なメタファーにも漏れがあり、「厳密には違う」部分がどこかにあります。

抽象化の漏れの法則の変種です。

GUIのボタンが良い例です。
名前の通り現実のボタンのメタファーですが、
*厳密には*離したときに反応するか、押したときに反応するかで違いがあります。

パソコンをちょっと知れば分かることですが、
この違いが完全な初心者を苦しめます。

これは分かりやすい例で、
漏れの場所が小さくて分かりにくい場合もあります。

メタファーとして優秀な証拠だと言えますが、
その優秀さが問題となることもあります。

その説明をされた相手が、
「厳密には違う」部分に気がつかずに理解した気になることです。

これが厄介で、一度浸透するとなかなかうまく修正できません。

例えば、「VXMLはHTMLの音声版みたいなもの」という説明をしたとします。
※ああ、分かりにくい例だなぁ…

一言で説明するにはなかなかなんですが、
VXMLブラウザがサーバー側に存在するという違いを隠しています。
ユーザーは電話さえあればいいですから。

そして、プロの中でも勘違いしている人が居て…はぁ。

そんな感じ。

2012年5月28日月曜日

あいさつの魔法

ある心理学者さんは、
あいさつの声を2倍にするよう指示することで、
軍隊の士気を回復させたそうです。

それの真偽は分かりませんが、
「あいさつの魔法」
は実在すると思っています。

簡単に実験してみましょう。

方法は簡単です。

コンビニで何でもいいから買い物して下さい。

そしてレジで精算を行い、
その場から去るときです。

そしていつもより明るく大きな声で、
「どうも」
と言って去ってください。

店員さんの、
「ありがとうございした。」
のトーンがいつもより高く感じたら成功です。

…気のせいかも?

それで良いんです。

だってあなたが明るくなったと感じることができたじゃないですか。

これが、
「あいさつの魔法」
の正体ではないでしょうか?

2012年5月24日木曜日

ヴァリアブルシューズ

「べりっ」

音が鳴った気がした。

ふと足元に目を向けると、
靴底がキレイに剥がれてしまっていた…

なんて感じで靴が壊れました。

安物とは言え、
ちょっと走っただけでこのありさま。

同じ値段のスニーカーなら5倍は使えると言うのに。

…まあいいです。
今回の要旨はそこではないですから。

左右どっちが壊れたか、
これが重要です。

もう相当数の靴を壊してきましたが、
決まって右足の靴が壊れるようなのです。

…踏み込みを右足でしている証拠でしょうか?

対して左足の靴は、
まだまだ使えそうな見た目をしています。

これは…
もったいなくないでしょうか?

もし仮に左右反対でも履ける靴があれば、
毎日入れ替えることで長持ちするのではないでしょうか?

いや、靴の歴史から見れば難しいのは分かります。

でも左右の消耗率は、
想像よりもずっと違います。

何とかならないですかね?

2012年5月23日水曜日

残業はやっぱり辛い

別にたくさん残業しているわけではないですが、
毎日残業していると色々なものが犠牲になります。

洗ってない食器、
洗ってない衣服、
ゴミの溜まる部屋、
カロリーの高い外食…
(いつも通りじゃ…いや俺予想皆混乱)

少なくとも、
イキイキと生きる為に残業は敵なのです。

…仕事を支配してない人にとってはね。

2012年5月15日火曜日

プログラミングにおける数え方

よくおバカさを表現するテンプレートで、
「いち、に、たくさん、たくさん…」
という数え方が登場します。

自称プログラマーの自分としては、
「2まで数えられるなんてすごい!」
って思う今日この頃です。

それはなぜか?

プログラミングで登場する数は、
【0】、【1】、【たくさん】
しかないからです。

【0】 … プログラミングする必要の無い処理

【1】 … 同じオブジェクトのインスタンスが1個しか無い処理

【たくさん】 … 同じオブジェクトのインスタンスが複数ある処理

他の数は入力や出力のデータ内です。
プログラミング上では登場しません。

もしくは定数として参照するだけとなるでしょう。

このようなプログラミングが行われない場合は、
・プログラミング言語の制約
・ハードウェアの制約
・コーダーの制約
あたりが考えられます。

さて、今度見るソースはどのパターンかな?


よくわかる、ようでわからない報連相

記憶が確かなら…

楽天の三木谷社長が書いた本の中に、
報連相がそれぞれ過去・現在・未来を指しているとありました。

シンプルな言葉ですが、
これは真理を突いているような気がします。

報連相をちゃんとしろと言うよりも、
過去・現在・未来を漏れなく話せって言われた方が分かりやすくないでしょうか?

こういった指摘を受けた記憶が無いので、
実は意識して気がついているひとは少ないのでは?

報連相を要求する場合も、
過去・現在・未来でカテゴリーを作ってレポートを提出してもらえばいいわけです。

こうやってデータを集めれば、
報連相のどれが苦手で、
どれが得意なのかも分析が可能です。

あれ?
ますますもって誰もやらないんでしょう?

誰かが気がつけば、
本にしてそうな気がするものです。

三角形のレーダーチャートを作って、
各人の比較とかやってみればいいのに…

もしかして、
そこから得られるものが無いとか?

???

ならなぜ報連相は大事って言われるんでしょう?

何か見落としている気がします。


追記:バカは自分だった!

2012年5月10日木曜日

7000超え

ブログのアクセスカウントが7000を突破しました。

まあカウンタを消しているので、
閲覧されてる皆さんには伝わりにくいかもしれませんが…

とにかく、
なんだかんだと続けていますが、
適当なことばっか言っている割には健闘していると思います。

そしてこれ以上の発展をのぞむには、
もっと外部に働きかける必要があります。

いつもながらほふく前進の速度ですが、
何か発表した際にはまたよろしくお願いします。

2012年5月7日月曜日

日本と悪の組織は似ている

ニコニコ動画で仮面ライダーBLACKの配信が始まりました。
初回の変身シーンで涙を流したのは、
きっと自分だけではないはずです。

とまあ、こんなアニメや特撮のワンシーンで、
よく失敗した部下を粛清するシーンが登場します。

拷問に近い形で、
悶え苦しみながら絶命する部下も珍しくはありません。

視聴者はその冷酷さにつばを飲み、
改めて悪の組織の恐ろしさを感じ取るわけです。

…そこには妙なリアリティがありませんか?
あたかも身の回りで起こっているかのような戦慄を覚えます。

少し考え、納得しました。

日本は悪の組織とそっくりだからです。

自分の周りでも、
失敗した人の話を聞きました。

どうやらその人は、
そのミスした会社にいる限り永久に日陰者として扱われているとのこと…

つまり、その後どんな成功をしても取り返せないのです。

一度ミスした人間を徹底的に糾弾し、
再起の機会は決して与えない。

ノーミス主義社会、日本。

まさに悪の組織です。
今まで頭に"秘密結社"が付かなかったのが不思議なくらいです。

悪の組織の中には
「次は無いと思え…」
と一度は許してくれる組織もあります。

そんな組織は、日本より優しいんじゃないでしょうか?


さて、悪の組織と言えば対を成すヒーローです。

ヒーローは悪の組織を壊滅させ、
世界に平和を取り戻すことでしょう。

日本にもいつの日かヒーローが現れ、
悪の組織を化した日本を壊滅させるのでしょうか?

…しかし日本の国民は、
きっとヒーローに登場されたら困ることでしょう。

だって、日本という組織の一員なんですから。

お客様は人間です

飲食店に行って食事をすると、
まるで店員を奴隷をして扱っているような客をたまに見かけます。

何を注文するにも自分を優先して貰わないと気がすまないらしく、
店員に向かって暴言を浴びせ続けます。

…日本には、
「お客様は神様です」
という言葉が広く知られています。

お客様は神様なので、
何をしても良いと思っている人たちがいるのです。

こんなのは間違っているのでは…
そう感じずにはいられません。

これは自分だけ?

いや違います。
様々な側面からそれに疑問を持つ人達が居たのです。

http://www.jri.co.jp/page.jsp?id=6814
http://president.jp/articles/-/5534
http://www.cheesemarket.jp/kamisama.html

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」
店員も、お客様も、どちらも人間です。

個人単位では対等であり、
そこに優劣はありません。


「お客様は神様です」

…語源としての使われ方は否定しません。
しかし、その言葉がひとり歩きして暴走しています。

その暴走が多くの人を不幸にしています。

「お客様は人間です」

押下の歴史

自分たちの業界では、
「ボタンを押下する」
という表現を使う方がよくいます。

しかしこれ、
昔からあった言葉とは到底思えません。

とういわけで調べてみると、
http://blogs.wankuma.com/jitta/archive/2006/01/18/20696.aspx
がヒットします。

これが正しいとすると、
1984年生まれの造語ということになります。


別に使うことそのものについては否定しません。

ですが、こういった歴史があることを踏まえた上で使うべき言葉だとは思います。

(でも最近の辞書だと載っているから…いや、もう少し様子を見よう、俺予想皆混乱)

2012年5月4日金曜日

転職活動の禁止

自分は派遣として別の会社へ行っている状態なのですが、
そこで転職活動していることを話していたことを上司に注意されてしまいました。

それで派遣先に不安を与えたからだそうなのです。

派遣あつかいの人材が消えただけで不安がる理由は不明ですが、
そういうことなら仕方ありません。

しかし問題はこの後です。

自社の就業規則に、
転職活動の禁止が明言されていたことを説明されたのです。

それは知らずに申し訳ないことを…ん?

これって変じゃないですか?

いや、上司はダブルスタンダード的なことを言っていたので問題が大きくなることはないですが、
ダブルスタンダードが生じること自体がおかしいです。

日本ではこれが普通なんでしょうか?

終身雇用が実現できないことを証明してみせているのに、
一方で転職活動を禁止する規約を用意している…

例え機能していない規約だとしても、
ちょっと共感することはできません。

企業の辞書には正々堂々って言葉は無いのかな…

2012年5月1日火曜日

リペアソックス

何かの呪文ってわけでもなく、
靴下の穴を縫って直したという話です。

こういうときは、
靴下の色が同じだと楽です。
糸の種類が少なくて済みます。

普段はペア探しで苦労する要因なのに。

ぬいぬい…

くいくい…

はい、できあがり!

よく見ると不格好ではありますが、
滅多に見られる場所でもあるまいし、
問題はないでしょう。

たまには裁縫もいいものです。