2012年6月10日日曜日

プロフェッショナルの危険

少し前に、
啓蒙的な意味である書類が配られました。

内容は、
プロフェッショナルとしての自覚を持って仕事をしよう的なものです。

その後は、
プロフェッショナルとしての規範となる行動とはうんぬんかんぬんと続きます。

…う~ん。

言っていることそのものは正しいですけど、
これを書いた人の思った通りにはいかない気がします。

なぜなら、
プロフェッショナルはバズワードと言えるほど意味がぶれるからです。

「社会人としての」とか、
「技術者としての」とか、
そんな接頭辞がついていても同様です。

そうですね、
あなたがよく知っている業界で構いません。

その業界のトップレベルの人達に、
「プロフェッショナルとは何か?」
と聞いてみた場合を想像してください。

まったく同じ答えが返ってくるでしょうか?

おそらくは違うでしょう。

各人ごとに信念があり、
こだわりがあります。

その中には決して相容れないようなものも少なくありません。

変な言い回しですけど、
プロフェッショナルの定義を同一と捉えることは、
既にプロフェッショナルではないのです。

プロフェッショナルは押し付けられるものではありません。

プロフェッショナルらしい行動を推奨することで、
相手のプロフェッショナルとしての意識を奪ってはいませんか?

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