2012年12月4日火曜日

ソフトウェア会社以外でも最高の開発環境を手に入れるべきか

ソフトウェア会社ではない企業へ面接へ行ってきました。

そこであまりに開発環境について質問しようとしてしまったので、
「ソフトウェア会社じゃないんだから…」
という返答をいただいてしまいました…

ああ、これで面接はダメだったな…と思いながらの帰り道、
「本当にそうなのだろうか?」
とも考えてしまったわけです。

終わったものは仕方ないにしても、
今後のことを踏まえればまとめておく価値があると判断しました。

まず自分としての結論は、
「最高の開発環境が必要とは限らないが、
 規模が大きくなるほど必要になる確率が上昇する。」
と考えています。

大きな企業であればあるほど、
良いシステムであることの効果がスケールするからです。



「社内システムのGUIがきれいだからって何になる?」
確かに、何にもなりません。

でもUIは見た目だけではありません。

UIで誤操作率や作業時間を半減させることができたなら、
それは生産性の向上へ貢献しています。



UIはバカにできませんが、
内部の動作はもっとバカにできません。

バッチ処理に必要な時間が10分の1にできれば、
余ったリソースを別のことに割くなりコスト削減することもできます。

BIの情報収集であれば、
経営判断の速度も向上します。



例えERP導入していたとしても話は違います。

ソフトウェアに使われるのではなく、
ソフトウェアを従えるためには、
高度なスキルが要求されます。

経営的に言えば、
お金に使われるかお金を従えるかと言い換えた方が良いでしょうか。



紙に書いてやり取りした方が早いパターンなんていくらでもあります。

自分だってシステム手帳は未だに紙ベースです。

しかし、本当に電子化に不向きであると言い切れるでしょうか。

電子化のメリット・デメリットは?
導入のコストは?
何も考えずに無条件で紙を選択していませんか?

最新のOCRを導入すれば和洋折衷も可能なのでは?

おっと、その場合の連携プログラムはどうするの?



要は大きくなればなるほど、
システムが経営の根深いところまで影響を与える確率が上がるのです。

そして良いシステムを生み出すためには、
最高の開発環境が必要で、
最高のプログラマーやプログラムマネージャーが必要なんじゃないかと考えました。

というより、
転職先が良い開発環境なのか気になるのは普通じゃないの?



なんだかんだ言ってますが。

今回の面接先では杞憂の問題かと思います。

私服OKかと質問したときに、
「ネクタイで生産性が上がりますか?」
と返されました。

そのことを理解しているのであれば、
自分の企業に最適な環境は自然と追求できているはずです。



それが分かっていない企業が星の数だけあるんです。

変な質問をして、
申し訳ありませんでした。


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