2013年5月21日火曜日

エビデンスをいつとるか、今でしょ!

SIerが実施する試験には、
誰も見ずに終わるであろうエビデンスという資料を残す必要があります。

オーソドックスなのは、

  • ログファイル(要:該当部分のみ切り取り)
  • デスクトップ画面のキャプチャー画像
  • データベースのテーブル情報

でしょうか。

まあたまに役に立つこともありますよ?

試験仕様書に操作方法が一切明記されていないアホな場合とか、
エビデンスが試験仕様書の補完になっていたりします。

…いや、これは試験仕様書側に寄せるべきなんですけど。

とにかく何が言いたいのかというと、
エビデンスで発生するコストに対してのメリットが薄すぎるわけなんです。

お客様の精神衛生の値段にしては高すぎないでしょうか。



自分ならもう少しコストが低く、
そしてエビデンスのレベルが高いものを提案できないか考えます。

例えば、アマレココを動かしっぱなしにして試験するなんてどうでしょうか。

これならまずデスクトップ画面のキャプチャー画像を取る作業を軽減できます。

そして常にどこかに時間を表示しておくようにしておくことで、
ログとの整合性を確保します。

試験仕様書に試験の開始時間だけ明記しておけば、
わざわざ切り取って加工しなくとも良いでしょう。

データベースの内容なんかは、
コマンドでSQL打ってデスクトップに表示させて終わりとします。

SQLを実行した時間が正確に分かって信頼性もアップです。



もっとも、
問題点だってあるにはあります。

ひとつはパソコンの要求スペックが跳ね上がることです。

最近のパソコンは性能が上がってきていますが、
前世紀のパソコンを出されるとちょっと…

次にファイルサイズがアホみたいに肥大化することです。

ハードディスクがギリギリの場合にこの方法は使えません。

最後はお偉いさんがなぜか高く見積もる学習コストでしょうか。

ただニコニコ動画のゲーム実況者さんがお手軽に導入するツールです。

ソフトウェア作ったり扱ったりでお金を貰っている自分たちにできない道理はありません。



本当はユーザーインターフェースの検証に使うのが良いのですが、
まあこういうことにも使えるってことで。




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