2014年3月19日水曜日

クラス設計に固執しないこと

うん、またなんだ。SIerの話なんだ。

SIerはクラス設計をしてから開発に入ることが多いようです。

いえ、それ自体にそれほどツッコミはありません。

自分も簡単なクラスの構造は実装前に考えますから。

問題はそれに固執してしまって、
変更するのにろくにプログラミングをしたことが無い人の承認が必要なことです。

ちょっと実装したことがある人ならご理解いただけると思いますが、
最初のクラス設計通りに実装されることはかなり稀です。

しかもちょっとした変更どころか、
アーキテクチャレベルでのダイナミックの変更が必要になることも多々あります。

いえ、古い設計でも実装はできたでしょうけど、
その保守性はどうでしょうか。

大幅にクラス設計を変更したいのは、
その構造に実装者にしか分からないような欠陥を見つけたからです。

それはまさに、
実装してみないと分からないことが多いのです。

そして保守性を理由に、
根本からの設計変更は承認されるでしょうか。

自分は2段階よりも上に承認が必要な場合は成功したことがありません。

直接なら話して分かって貰えることもあるのですが…
(そもそも承認が要らなければ勝手に変えて勝手に完成させてもっと早いですけど。)

 

ああ、クラス設計は設計と実装が一体であることを如実に教えてくれているのに、
どうしてその現実から目を背け…いや実装したことがないから分からないのか。

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