2026年2月2日月曜日

木下大サーカスに行ってみた

そうだ、サーカスへ行こう

我が家にはわんぱくな3歳の双子の子供がいます。
それはもう毎日が大騒ぎの連続ではありますが、そんな合間にも学習的なことをしています。色んな企業が出している、何とか英語システムというやつのひとつです。
妻は熱心に英語を聞かせ、話させ、ささやかながら自分も協力したりしています。
少なくとも、小学校の英語の授業は楽になることでしょう。

さてそんな学習教材のお話の中に、サーカスのお話がありました。
大人は何となくイメージがつくでしょうが、3歳児にとっては見たことも聞いたこともないものです。
多少動画を見せはしましたが、やはり本物を一度は見せたいということになり、ちょうど都内でやっていた木下大サーカスへ行く運びとなりました。
自分もサーカスへ行くのなんて何年……いや行ったことあった?無かった?うーん、あったはずと朧げな記憶が告げています。

なんだかんだ楽しかった

ということで、さっさと行ってきた感想に入っていきたいですが、たどり着くのがまず大変でした。
いやぁ、まずは子供2人を連れて行くのに電車の移動の大変なこと。
何度乗っても予定外のトラブルがあり、まったく慣れることがありません。
開始数分前に到着したのは、本当に運が良かったです。
自分としては稀に見る幸運だったと自負しております。

そして子供を座らせたところでショーの始まり、はじまり、あれ、何か記憶が曖昧です。
何と自分はここまでの疲労で眠くなってきてしまっていました。
そんな中、子供たちは一人で座っているのが怖いと言い出し、ヒザの上に乗せてあげるとそれはそれでモゾモゾと動くし、自分は眠いしでショーが頭に入らない!
でも何か凄いことをしているのはワカル!たぶん!

眠気から復帰したのは第1部が終わり、休憩を挟んだ第2部からでした。
休憩時間に買ったアイスティーとフライドポテトが、自分の頭を復活させてくれました。
そしてショーの内容もさらなる盛り上がりを見せ、特に動物たちの可愛さには完全にやられました。
もちろんそれだけではありません。
サーカスの定番、空中ブランコも生で見ると迫力がまったく違います。
子供たちがいなければもっと集中、じゃない!子供たちにサーカスを見せるために来たんでした。
自分が楽しむのは二の次です。
二の次ではありますが、楽しかった時間でした。

ピエロという名のランク調整

こうしてサーカスを楽しんできたわけですが、思い返してみるとただ凄いショーを見せるだけではない、緻密な工夫が仕込まれているのではないかと考察している自分がいました。
そう、ショーの内容をより面白く、より魅力的に、エンターテイメントとしての完成度を高めている要素があったのです。

それはピエロの存在です。
ピエロは基本的に、催しの合間に登場していました。
そしてあまり難易度の高くない、もしくは失敗した芸を披露し、観客を笑わせます。
もしかしたら最後に超絶技巧なウルトラムーヴでも見せるかとちょっと期待していたのですが、最後まで文字通りピエロを演じていました。
それでも、彼らはサーカスに必要だったのです。

ピエロの役割とは何か?
自分はシューティングで言うところの、ランク調整の役割を果たしているのではないかと考察しました。
(※ランク調整とは、シューティングゲームでわざとミスをし、ゲームの難易度を下げる行為を指します。一部のシューティングゲームではミスをしないことでどんどん難易度が上がって、場合によっては手をつけられなくなったりします。)
もし、ピエロが居なくて、高難易度の演技が続いていたらどうなるでしょう?
観客は無意識のうちに、こう思うのではないでしょうか?
「(次はもっと凄いものが出るのかな?)」
つまり演技に慣れてしまって、知らず知らずのうちにハードルを上げてしまうのです。
サーカスの目的はお客さんを楽しませることですから、これは避けたい心理です。
言い方は悪いですが、お客さんの期待値が低い状態を維持できれば、お客さんを飽きさせることなく、楽しませ続けることができるのです。

そこに満を持して登場するのがピエロです。
ピエロのおとぼけた芸が、観客の無意識に上がったハードルを下げ、まるで毎回最初の演目を見ているかのように錯覚させているのです。

クライマックスの空中ブランコでは、さらにこれが顕著だったと言えます。
空中ブランコの演者の中に一人だけピエロの方が居たのですが、要所要所で明らかにできる実力があるのに失敗してみせ、演目中にランク調整を入れていたんだと思います。
これにより、最後の目隠しした状態での空中ブランコの興奮がより一層際立ち、最後まで楽しかったという感想を抱いてお客さんを帰らせることができるのです。
たぶんね。

良いものを見せれば良いというわけではない

プログラマーの自分として得られた教訓としましては、改めてただ良いものを作ればそれで良いわけではないということを実感できたことでしょうか。
世の中には、良い意味で良いものをより良く見せる工夫があり、それを疎かにしてはいけない。
良いソフトウェアがあったとして、マーケティングや営業なしに、それが売れるわけがない。
なるほど、やっていることは案外変わらないのかもしれません。

いやはやサーカスの感想のはずなのに、想定していたよりずっと真面目な結論になりました。
サーカスひとつでもこんな学び(?)もあるんですね。
寝ぼけながら書いたせいかもしれませんが、いい感じなのでこれで締めます。
楽しかったね~

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