こちらは
フレカフェ&きりたん丼合同 Advent Calendar 2019の5日目の記事です。
ことの経緯
オープンソースカンファレンスでmikutterの話を聞き、
その軽快なトークにすっかりmikutterを試したくてしょうがなくなってしまいました。
最近のバージョンであればマストドンをサポートしているとのことなので、
さっそくmikutterでフレカフェへトゥート!してみることにしたのです。
ですが、その道は思っていたより困難なものでした…
そもそもmikutterって何よ
とりあえず、(最新版は)twitterとマストドンのクライアント機能が入っているアプリケーションだと思ってください。
プラグインで自由にカスタマイズできるのが特徴らしいです。
実はtwitterクライアントやマストドンクライアントも実体はプラグインであり、
mikutter本体はプラグインを読み込むだけで機能は何もないらしいです。
なんとまあ。
インストール環境
- ノートパソコン:いつ買ったのか覚えていないASUSの5万円しない安物
- OS:Lubuntu 18.04 ※Ubuntuの軽量版
- mikuter: 3.9.7
動きはしましたが、さすがに重いです。
このノートパソコンもそろそろ限界かなぁ。
mikutterの入手
Ubuntuならパッケージマネージャーで大抵のものはインストール可能です。
"mikutter"で検索すると発見できて、インストールも問題なくできました。
ですがバージョンが古かった。
これはマストドンが使えないやつです。
無念!アンインストールしときましょう。
ということで
ダウンロードページに行って、最新版のtar.gzを落としてきました。
展開すると"mikutter"というフォルダができるので、ホームに置くことにしました。
つまり"~/mikutter"という感じです。
ここで動くなら、他のお好みの場所に配置しても動くんじゃないでしょうか。(適当)
Rubyのインストール
mikutterはRubyで動いています。よってRubyが必要です。
ただ今回はパッケージマネージャーで古いmikutterを入れました。
その時点でRubyはいい感じに入っています。
まだ入っていない人は適当に入れましょう。
あ、今回のmikutterのバージョンでは2.4.0以上のRubyを入れないとダメらしいですよ。
Bundlerのインストール
mikutterはなかなか多くのパッケージに依存しているようです。
いちいち手動でいれていたらキリがありません。
そういうときはBundlerの出番らしいです。
Bundlerがあれば依存しているパッケージを一括でぶちこんでくれるとのことです。
はい、というわけで次のコマンドを打ちましょう。
(sudoコマンドは初回実行時にパスワードを聞かれるので注意。)
sudo gem install bundler
Bunderで全部のパッケージが入るまで頑張る
引き続きコマンドを打っていきます。
まずはmikutterのGemfileがある場所に移動しましょう。
今回なら次のような感じかな。
cd ~/mikutter
そしたらさっそくBundlerを使って、Gemfileを読み込んで依存パッケージを入れていきます。
コマンドだとこんなです。
bundler install
ただこれ、途中で失敗してしまいました。
たぶん最後の方に以下のようなメッセージが赤字とかで出力されているんじゃないでしょうか。
(赤字かどうかは使っているコンソール次第なので、文章から判断してください。)
An error occurred while installing (パッケージ名) ((バージョン)), and Bundler cannot
continue.
Make sure that `gem install (パッケージ名) -v '(バージョン)' --source 'https://rubygems.org/'`
succeeds before bundling.
これが意味するところは、パッケージをインストールしようとしたけど失敗したってことです。
これから何度もこのメッセージを見ることになると思います。
やったことはパッケージ名をgoogle先生に聞いて、
足りないと思われるライブラリをパッケージマネージャーで突っ込んでいくだけです。
ライブラリを入れたらまた"bundler install"を実行し、
違うパッケージで怒られたらまたライブラリを追加していくの繰り返しです。
足りないやつによっては、
エラーメッセージの中にヒントっぽいのを出してくれるのもあるようです。
パッケージマネージャーでインストールする以外の作業はないはずなので、
何とか探し当ててください。
本当は何を入れたら良いのか詳細に書ければ良かったのですが、
このときは記事を書く気は無かったので詳しい記録が残っていませんでした…
でも、ここが終わればあと少しです。
mikutterを起動してみる
苦難を乗り越え、"bundler install"が成功しました。
(したということにさせて!!)
ここまで来ればmikutter.rbを実行するだけです。
しかし、起動時にエラーメッセージが出てくることかと思います。
これは失敗…ではありませんのでご安心を、想定されていた挙動です。
確かこれはmikutterの開発者アカウントが凍結され、
twitterクライアントの機能が動かなかったというエラーです。
今回は使わないのでキャンセルして次へ進みましょう。
パッケージマネージャーで入れた古いバージョンでは怒られないのですが、
これはmikutterの作者とは別の開発者アカウントを入れてちゃんと動くようにしているみたいです。
つまり消し方があるのは分かってますが、今回は無視です。
フレカフェのアカウントを追加する
mikutterの左上に[+]ボタンがあるので、
クリックしてアカウントを追加します。
するとアカウントを追加ウインドウが開くので、
右上のプルダウンメニューで"Mastodon"を選択し、
[OK]ボタンをクリックします。
[サーバー]は"その他"を選択し、
[ドメイン]はもちろん"friends.cafe"ですね。
入力したら[OK]ボタンをクリックしましょう。
そしたらURLが表示されたボタンが出るのでクリックします。
ブラウザでフレカフェのログイン画面が開き、
ログインすると認証コードが表示されます。
それをmikutterの[認証コード]へコピーしたら、
[OK]ボタンをクリックしてアカウントを追加しましょう。
良いmikutterライフを!
これでmikutterにはいつものLTLが表示できるようになっているはずです。
誰がお気に入りやブーストしたのか、ひと目でわかるデザインをしてます。
参考画像はモザイクかけさせていただきました。
…フレカフェ民には丸わかりなような気がしないでもないですが気にしません。
やったね!
後はどんどんカスタマイズしていこう!
(…"bundler install"の手順でみんな詰むのでは?)