世の中には、
努力すればどうにかなるとか、
常に注意していればどうにかなるとか、
理屈が一切入っていない精神論が多く見受けられます。
それを何年も叫んでいても状況は改善されてはいないのに、
なぜ引き続き叫ぼうとするのかは分かりません。
確かに、
スポーツで最後に頼りになるのは精神力というのは分かります。
ですが、
いきなりその最後を頼りにするのは無謀すぎやしないでしょうか?
少なくとも優先順位が違います。
1の手法は100の精神に勝ります。
(まあ1000なら勝てるかもしれませんが)
ここで普通なら、
その手法としてのシステムを…とか話すところですが、
今回は別の視点で考えてみることにします。
今回の要旨は、
その脆弱性が理解されずに精神論が振りかざされる理由についてです。
それは、
(ま~ったく根拠はないですが、)
心理学が甘く見られすぎているからではないでしょうか。
ユーザーインターフェースを設計していると分かりますが、
心理学が参考になることが多くあります。
人間の習性について(作業を中断したら続きを忘れることがあるなど)もそうですが、
操作性を実際に測定してみるなんてのも、
心理学では基本的な考え方です。
(よく心理学の実験とか聞きますよね?)
とにかく、
精神論に代わるヒントが多く散りばめられています。
その上で精神論を語られ続けるのであれば、
自分には学習が足りないようにしか思えません。
(特にセキュリティについてなんですけどね)
学習に学習を重ね、
対策に対策を重ねた上で、
始めて最後は精神論でと締められるような行動を心がけたいものです。
おしまい
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