2015年3月13日金曜日

行動予定のホワイトボード

一昔前のオフィスを覗いてみると、
誰々は外出してたり休んでいたりするという情報が書き込まれたボードがありました。

あくまで体感での発言でしかありませんが、
このような目的のボードはずいぶんと見かけなくなった気がします。

まあグループウェアでも適当なサーバーにインストールして運用すれば、
オフィスで無くてもその人の情報が分かりますから。

でもグループウェアの運用が完全上位互換かと言うと、
自分はそうは思っていません。

実際に使われているかという問題ではなく、
即応性の問題として負けているのではないかと思うからです。

ホワイトボードは目立つ位置にさえ配置しておけば、
オフィス内なら1秒とかからず閲覧することができます。

しかしグループウェアはWebブラウザからログイン操作を行い、
場合によっては何度かリンクを移動する必要があるかもしれません。

オフィス内という非常に限定された場所に置いては、
ホワイトボードが優っているのです。
(まあそれ以外で負けるから廃れるんですけど。)

電子化を行うと高速な回線の恩恵を受け、
距離という概念が非常に希薄になります。

しかし元々近かった場合でも電子の道を通ることになってしまい、
視認という遅延のほぼない光の速さに負けてしまうのです。

これが自分が考えている即応性の問題です。

この即応性は時には致命的な問題となり、
電子化を妨げる要因ともなりえます。

自分がポメラのことを好きなのは、
メモを取るという行動が即応性の問題をはらんでいたからです。
(結局ポメラでも満足できずにシステム手帳を毎年買ってますけど…)

最近は身の回りのかなり部分がネットワークに繋がってきましたし、
電子化としてはずいぶんと進んだことでしょう。

そろそろ即応性の問題にもも~っと切り込んで欲しいと願う今日このごろです。

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