よくプロジェクトマネージャーについてのうんぬんを語っている自分ですが、
実際に語っているのはその半面にすぎません。
自分が主に語っているのは、
プロジェクト管理の内面の部分です。
開発環境、試験環境に始まり、チーム編成、バグ管理、EBSによる完成日予想…
これらは全て内面の出来事です。
対して、プロジェクト管理には外面としてお客様との折衝があります。
これについて語る知識を、
自分は持ちあわせていません。
周囲から聞こえてくる外面は外道の応酬であり、
何かを学ぶ前に生理的嫌悪感が勝ってしまうのです。
でもSIerの視点から見れば、
外面の技術の方がより利益に近いのです。
言ってしまえば、
お客様にできるだけ高い金額で首を縦に振らせるかの技術ですから。
なのでSIerでは外面のプロジェクト管理が上手い人が多い反面、
内面のプロジェクト管理が上手い人は圧倒的に少ないのではないでしょうか?
内面の管理ができずにプロジェクトを進行すると、
待っているのは参加者を自爆特攻させるような未来です。
弾(作業者)はいくらでもあると言わんばかりにどこからか補充され、
薬莢のごとくこぼれ落ちた人間は救われません。
この惨状を少しでも軽減するには、
どのような方法が考えられるのでしょうか。
自分の持っているアイデアとしては、
外面と内面を2者に分けてしまうという手法です。
おそらく両面が得意な人物は現実解として居ないと思った方が良いので、
どちらかに特化させてしまうのです。
そして分割しただけ人件費が倍になる問題は、
同時にさばくプロジェクトの数を倍にすることで解決したいのです。
それを解決するために、
外面と内面は1:1の関係ではなく多:多の関係にします。
必要に応じて柔軟に外面と内面の担当を調節し、
そこで最適化を図ることで担当するプロジェクトの増加に対応します。
こうすれば多少はプロジェクト管理が適正化できるのではないでしょうか。
問題は内面が得意なプロジェクトマネージャーが少ないのは変わらないってことです。
人月の神話の重要性が認知されるに従って増加することが予想されます。
今のSIer視点で人月の神話の重要性はお察しなので、
この辺りから改善するのが望ましいでしょう。
…言っていることが今までと大して変わってない!?
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