「[ボタン名]ボタンをクリックしてください。」
という表現を使うように推奨されています。
…ですが本当にこれで良いのでしょうか?
「[ボタン名]ボタンを押してください。」
が正しいのではないでしょうか?
というのが本日の内容です。
「本当にすごいこと」でも似たようなことを言いましたが、
ユーザーの敷居ハードルを下げる代わりに、
成長する可能性を阻害している表現ではないかと思うからです。
なぜならGUIのボタンを*押す*手段は、
クリック以外にもあるからです。
選択中であればエンターキーを押せば*押した*ことになりますし、
タッチパネルなら表示されたボタンをタッチしたことで*押した*ことになります。
ボタンによってはショートカットキーがあるかもしれません。
こんなことを考える可能性を、
無意識のうちに奪ってしまっていやしないでしょうか?
常識的に考えて、
ボタンはクリックするものではありません。
*押す*ものです。
クリックを手段、*押す*を目的だとすると、
手段だけ教えて目的を教えていないようなものです。
自分はそこに違和感を感じているのだと思います。
これは、自分だけでしょうか?
簡単に言いたいことをまとめ…いや、言い換えます。
これはユーザーインターフェースの理解を妨げる一端だと考えています。
GUIの各部品は、現実世界のメタファー(比喩)なのです。
コンピューター上にある部品を操作するための手段として、
マウス、キーボードのような各種操作デバイスがあるのです。
今後はより操作も多様化し、
複雑になっていくことでしょう。
それこそ、クリックという表現が古いものになるかもしれません。
(実際にそうなるかは別ですよ?)
だからこそ!
マニュアルの表現であっても!
本質を突いた表現にするべきではないでしょうか!?
…という理想論。
ながながとした長文を読んでいただき、
ありがとうございました。
追記:スマートフォンの場合はクリックではなくタップになるわけで、
やっぱりメタファーとしての動詞で表現するべき…だよねぇ?
追記:スマートフォンの場合はクリックではなくタップになるわけで、
やっぱりメタファーとしての動詞で表現するべき…だよねぇ?
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