よく技術が高いと言われるSEを紹介されることがあるのですが、
確かに技術があるようなのですけど…という感想を抱くことが多いです。
何と言いますか…クリエイターの匂いがしないのです。
クリエイター独特の何か…あぁ、上手く言語化できません。
匂いの正体を探るよりも、
自分にとっての*創造*について考えた方が近道なのかもしれません。
そのヒントになりそうなのが、
何度も紹介したような気がする"スタートアップを殺す18の誤り"です。
今日はその4に着目します。
その中の一文にある、
「解くべき最良の問題は、自分が個人的に抱えている問題であると思える。」
に注目します。
自分にとっては当たり前すぎて気にもならない話なんですけど、
これを感覚的に理解している人があまりに少ないことに驚くことがあります。
何かを生み出すということに対して、
"人類の為に"とか、
"世界を変える"とか、
"常識を塗り替える"とか…
…ああ、面倒くさい!
とにかく、ご大層な大義名分があって生み出されると思っているようなのです。
それはもっとフェーズが随分と進んだ後の話ではないでしょうか。
もっと根源的な要因として、
利己的か利他的かはともかく"自分"が無いのです。
*創造*とは、
「自分が直面した問題に対し、世界を変えることで対応する」ことを指すのです。
逆に創造的ではないということは、
「自分が直面した問題に対し、自分を変えることで対応する」ことになります。
世間は甘くないとか、
こんなんじゃ世の中を渡っていけないとか、
そういう台詞の根源がここだと思っています。
一言で言えば、
*常識*なんじゃないでしょうか。
それは確かに正しいのですけど、
それが全てでは無いのです。
クリエイターであれば、
*創造*によって少しだけ自分の望む方に世界を変化させることができるのですから。
あんまり自分を変える方の選択ばかりしていると、
世界を変化させる方法を忘れてしまうのです。
よって自分は、
*創造*の対義語として*常識*を勝手に持ってきています。
それが自分にとっての、
*創造*の定義です。
だから*創造*ができるクリエイターは*常識*が希薄になりがちであり、
そこにクリエイターとしての匂いを感じるのです。
あ、答えが出た!
補足:
高校や大学の同級生には居るのに、
なぜSIerの人間からは嗅ぎ取れないのか…
きっと自分の創造レベルが低いから、
巡りあう事もできないのでしょう。
精進あるのみです。
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