2014年7月4日金曜日

このお話はフィクションです

いつだったでしょうか?

スラッシュドット・ジャパンをぼ~っと眺めていると、
ソフトウェアの違法利用で賠償金がどうとかという記事がありました。



ソフトウェアの違法利用なんて、
遠い、遠い出来事だと思っていました。

今まで働いていたところは、
秀丸ひとつにも目を光らせてライセンス管理していましたから。

個人としても、組織としても、
違法に使う余地が無かったのです。

その後会社を移り、
あるプロジェクトへ参入することになりました。

そして、
それは決して他人事ではないと思うに至ったのです。


一部のソフトウェアには、
試用期間というものがあります。

一定期間のみ利用できて、
その後も利用するには製品を購入するがあるタイプです。

そのプロジェクトで利用されていたソフトウェアに、
そんなタイプのソフトがありました。

しかし、なにか変なのです。

スタートに登録されているアイコンとは違う、
短いバッチを経て実行されているのです。

それが試用期間の制限を回避するためのバッチであることを知るのに、
そう時間はかかりませんでした。

最初は一部の人達が独断で行っているものかと思いました。

いえ、どうも違います。

そのソフトウェアを利用している全員がそのバッチを利用していて、
そのソフトを使うことが前提となっています。

ここまでくると、
組織的な行為と言えるでしょう。

それでも身の回りでは、
それを訝しむ様子はありません。

さも当たり前の事であるように受け止めています。

…苦虫を、
本当に噛んだ気分でした。


もしも自分がBSAに通報すれば、
この状態は是正されるやもしれません。

でも自分はどうなるでしょうか?

自分は正直な人間です。

もしも犯人探しが始まってしまえば、
自分は簡単に特定されてしまうでしょう。

そしてこの騒ぎを起こした張本人として、
何らかの、決して軽くはない断罪を受けることでしょう。

罪を暴いた罪を。


あゝ…

世界はどうして、
正しく生きようとする者に厳しいのか。
(被害妄想?)

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