2020年4月3日金曜日

書評「フリーエンジニアで成功するためにやるべき54のこと」

前の会社で後輩だった方の本を読み終えたので、書評してみることにしました。
先に言っておきますが、見知った方なので多少色眼鏡が入っているかもしれません。
まあ参考程度に聞いていってください。

全体の構成

まず思い浮かんだのは、(読んだことある中では)植西聰さんの書き方に近いなという印象でした。
章の単位でざっと眺めて、節の単位でさくさく読めて、容易に中断・再開できる。
たぶん見開き2ページですべての節が完結していたら、まんまやんと思っていたでしょう。
いえ褒めているんです。
うまい方に近いというのは良い傾向です。
各章もそれぞれ1個ずつ取り上げてみましょう。

笑顔で大きな声で、はっきり挨拶する

自分は笑顔が気持ち悪いと言われるのでちょっとそちらは厳しいですが、
はっきり挨拶する重要性については首をシェイクしたいくらい同意します。
どちらかというと心理学的な意味でです。
自己欲求を満たし、人間関係を円滑にし、実行するのも比較的容易、
言い方は悪いですが、とにかくコストパフォーマンスに優れています。
これを最初に取り上げるのは、「わかっている」感があっていい出だしだと思いました。

良い仲間がいる場所へはお金を払ってでも行く

仲間というか、すごい人がいる場所へは積極的に行くべきだと思います。
ただ高額でも行くかと言われると、自分の場合はTEDくらいなものでしょう。
これは行きたい場所に起因した差だと考えられます。
自分の場合はすごい技術者に会いにいきたいわけで、
それは交通費以外さしてかかるものではありません。
ほとんどの場合は無料ないし少額の参加費となります。
これが他業種の場合だと(たぶん)そうもいかないのでしょう。

名刺は個人用も用意し、常に持ち歩く

プログラマーが他業種との交流の場でつまづきやすいのが、
自分の名刺が皆無で交換できないことです。
そうです、出会えばとりあえず名刺交換というのは、ノンフィクションの世界だったのです。
個人用の名刺はあるに越したことはありません。
でも自分の場合はハンドルネーム名義のものです。
SNSに明るい方なら十分通用するのですが、ネットに疎い方にはかなり厳しいです。
人脈を広げる目的なら実名のものをオススメします。
ついでに名刺は何もしないとすぐに存在を忘れるので、
大事だと思った相手にはフォローするなりDMするなりメールするなりした方が良いと思います。
「先日はありがとうございました。」と連絡を入れるのを嫌がられることはそうそうないはずです。…うん、ないはず。

仕事用の独自ドメインをとっておく

これは完全にフリーエンジニアらしい発想です。
少なくとも自分の中では、Webサービスを作ったら取るかという認識でした。
たしかに個人でドメイン取得していたら「お?」とは思いますが、
それで信用するかと言われるとそうは感じません。
名前によっては、むしろスパムメールっぽさを感じてしまうことすらあるかもしれません。
これまた他業種では…あれ?結構IT王手に効果があると?そんなあ。

わからないことは、さっさと人に聞く

うらやましいなあ、人に聞けるというのがうらやましいなあ。
最近の自分の仕事は社内に先駆者がいないようなことが多く、
自分が諦めたらそこで試合終了です。
そこに求められるは執念、妥協案でリリースしたものは決して忘れず、その先にある真実を探し続けます。
実際半年以上かけて見つけた真実もあります。
(発生条件が特定のタイミングで画面の解像度が変わることなんてわかるか…!)
それが次のリリースに花開くこともあれば、お蔵入りすることもあります。
ただその経験が、自分の血肉となっています。

おわり

こんなところでしょうか。
気になる方はぜひ買って確かめてください。

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