技術書典9で、はじめてのコールセンターという同人誌を頒布しました。
そこそこ紙の在庫がありましたが、おかげさまでそこそこの部数を配ることができました。
電子書籍の分も足し合わせれば、最低限流通したと言えるのではないでしょうか。
話は変わりますが、日本には国立国会図書館法というものがあります。
この法律では、日本国内で発行された出版物には納本の義務があるそうです。
同人誌もこの法律の対象であり、納本しなければいけません。
まあ罰則が適用されたことは立法以来ないらしいので、そこまで警戒する必要はありません。
むしろ納本しないのはもったいないと個人的には思います。
100年先の後世まで伝えられるように、自分が書いた本を厳重に保管してもらえるからです。
しかも無料で。
ということで、納本がどんなものなのか体験すべく、ついでに国立国会図書館を見学するべく、国立国会図書館へ納本しに行くことにしたのです。
今日の記事はその体験談となります。
納本までの流れ
納本は国立国会図書館の本館西口に行く必要があります。
これは通常の入り口とは正反対になるので注意してください。
そして受付で納本する旨を守衛さんに伝えて名前などを紙に書くと、ビジター用の入館バッジを借りられます。
入館バッジを胸につけ、納本の受付窓口まで移動します。
単純なルートですが、守衛さんが丁寧に教えてくれるので安心です。
納本窓口についたら呼び出しボタンを押して担当者に来てもらい、著者自身が納本に来たことを伝えました。
後は名前や住所、本のタイトル、納本冊数などを申請書に記入して、本と一緒に渡せば完了です。
基本的には1冊で十分なのですが、2冊納本すると大阪でも保管してもらえます。
在庫が余っているならとりあえず2冊納本してしまって問題ないと思います。
最後に納本した証拠として納本受領書というのがもらえるので、しっかり保存しておくと良いでしょう。
まあそんな難しくはないです。
でもこれなら次回は郵送でもいいかな~?
国立国会図書館の入館までの流れ
2020年、新型コロナウイルス蔓延下での状況と前置きした上で語らせていただきます。
まずは国立国会図書館オンラインにユーザー登録しました。
ユーザーのパスワードは図書館内でも使用するので、入館の際には覚えるなりなんなりしておいてください。(一敗)
そしてそのユーザーで入館の抽選に申し込みをします。
しばらくすると当落通知がメールで届くので、当選したら行く準備をします。
申し込んだ入館日に図書館へ向かうのですが、図書カードの発行には身分証明書が必要なので用意してください。
自分の場合は運転免許証を用意しました。
そして初回の場合はまず本館ではなく新館へ向かいます。
図書カードを発行してもらう必要があるからです。
新館では丁寧に発行手続きの方法を教えてもらえるので、混雑してなければ10分かからずに発行されると思います。
図書カードが発行されたら、いよいよ本館に入ります。
最初は図書カードを提示し、予約済みであることを確認してもらいます。
その後は持ち込みできないものはロッカーに預けます。
基本的には貸し出している透明なバッグに荷物を詰め替えるだけで済みます。
あ、折りたたみ傘は持ち込めないので預けてください。
逆にノートパソコンは良いみたいです。
このあたりは規約をよく読んで確認してください。
もう他に言うことはないかな?
図書カードで入場ゲートを通過し、マナーを守って利用してください。
国立国会図書館内の感想
まず平日でも思ったより人が多かったです。
密というほどではないですが、検索用PCの空席を探すのにはちょっと手間取りました。
ほとんどの人が座って作業をしているだけなので、歩いてみて回る分には何ら問題ありません。
そしてみんな一生懸命でした。
検索したり、書籍を読んだり、その姿に秘める熱意を感じました。
ここで作業をすると、この空気に後押しされて作業が進む予感がします。
う~ん、今度はもっとゆっくり見て回ろうかな?
余談
最近検索したらデビュー作のAWS音声活用術!Amazon Connect実践入門もばっちり納本されていました。検索できるようになるまで相当期間がかかるようです。
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