今回のお話は、
@ITのエンジニアライフからです。
ユーザーインターフェースについて雑感という記事があったのですが、
コメントで返すには微妙だったので自分のブログに書くことにしました。
書いた本人も「それは明らかに私見だろう」というものがあると言っているので、
どう言っても蛇足くさいんですもの。
あ、元の記事と違って1からのインデックスなので気をつけてください。
- 「マニュアルをまったく見ることなく使いこなせることが理想であり、
 このためUIは直感的でなければならない。」
 この意見に反対する要素はないのですが、
 UIとは別にマニュアルを書かない理由にされるのは困ります。
 どっちも大事、でも優先度をつけるならUIです。
 UIの基本は、"ユーザーはマニュアルを読まない"ですから。
- 「概要画面は画面当りの情報量が増えすぎないよう情報の選別を行い
 バランスをとる。」
 「詳細画面は情報量が多少多くても構わないが、
 1つの画面に同系列の情報をまとめ、
 なるべく異なった系統の情報を表示しないことを心がける。」
 UIとしては正しいです。
 でもマーケティングで考えると例外があるかもしれません。
 中国のショッピングサイトでは、
 シンプルさよりも画面の雑多さが好まれるという話を聞きました。[要出典]
 それが間違って無ければ、
 人気を得るために意図的に情報量を増やすことがあるやもしれません。
- 「色に意味を持たせることは直感的という観点から非常に重要である。」
 大筋では同意見ですが、
 つけ加えるなら意味を持たせる色の数は多すぎない方が良いかと思います。
 後は色だけでしか判別できない要素は無い方が好ましいです。
 表現は文字+色で、色はあくまでも補完や強調ぐらいに留めるべきです。
 色だけの変化だと理由が分からず混乱することがあります。
 色に対するイメージは文化によって異なることがあるので、
 あまり過信してはいけないというのが持論です。
 (例えば男性は青、女性は赤というイメージは日本固有っぽい?)
- 「フラットデザインは画面をシンプルにしようというコンセプト以外は受け入れられない。」
 反論はないので補足だけ…
 さっきからこればっかですけど、これ雑感ですし。
 これはUIにおけるメタファーの話になるでしょうか。
 検索ボタンが虫眼鏡であることが多いのは、
 何かを調べるというメタファーとして機能させたいからです。
 ボタンがボタンに見えなければ、
 それが初見で押されることを期待すうのは難しいです。
 例外があるとすれば、
 フラットデザインでもボタンに見えるようなデザインである場合でしょうか。
- 「画面遷移を極力減らすことこそ正義だという考え持った人が結構いたが、
 これは誤りである。」
 本当に見なければならないポイントは、
 思考量と応答時間あたりでしょうか。
 長い文章の先にようやくリンクが1回あるのと、
 ごく短い文章でリンクが3回あるのとでは、
 クリック3回の方が楽かもしれません。
 リンクが小さすぎる場合は、
 リンクをクリックすること自体が大きなストレスになるかもしれません。
 でっかいボタンが1個あるだけの画面の繰り返しなら、
 10回遷移してもそこまで苦じゃないってことです。
 まあ画面を表示するのに時間がかかるようであれば、
 確かにクリック数が増えるのは好ましくありません。
 でもそれは表示を早くするか表示が遅い画面へのリンクを避けるべきであって、
 クリック数の削減というわけではありません。
- 「タッチパネル式の端末においては、
 スライドする際に安心して指を置くことのできる領域が必要となるからだ。」
 「複数のフレームが存在するページでは、
 当該フレームをアクティブにするという空クリックが起こりえる。」
 これはユーザーの立場からするとあるあるネタです。
 スマートフォンでPC用ページを開いているとしょっちゅうです。
 タブレットではよく起こるのではないでしょうか。
- 「通信処理およびDOM操作が行われる。
 非力なマシンではこれによって端末の動作が重くなり、
 場合によっては無応答となってしまう。」
 一番反論したくなるのはこれでしょうか。
 DOMっていうよりもAjaxのレスポンスの問題であって、
 CPUの負荷とは思えないのですが…
 もしくはDOMを一度に大量に追加すればあり得なくもないですが、
 やっぱりDOMのせいでないない気がします。
 想定しているマシンスペックしだいでしょうか。
- 「ネーミングが難しいからといって安易に造語を作ったり、
 かっこいいからといってわざわざ難解な語句を使用していはいけない。」
 これをやる人はなぜか多い気がします。
 いえ、ネーミング自体はいいのですが、
 それを押し付けられたくないというのが正確なところです。
 そういう人に限ってネーミングセンスが皆無ですし。[要出典]
- 「トップ画面から存在するメニューはどの画面にいっても消えてはいけない。」
 そんな間抜けがこの世に…いました。
 以前携わったECサイトは微妙にころころ変わります。
 領域の確保というよりも、
 設計の一貫性がないだけなので別次元の問題かもしれません。
- 「ポップアップな吹き出しは正直うざい。」
 それはそうなのですが、
 マウスカーソルを留めて表示させるタイプは許して欲しいです。
 これはある程度ユーザーが吹き出しが出るのを期待した操作なので。
 吹き出しを表示させるまでの時間をちょっと長めにすれば、
 誤表示も最小化できる…はず。
- 「レスポンシブデザインとは、UIの開発で楽ができる手法のことではない。」
 というよりも、
 どこをどう勘違いしたら楽になると思うのでしょうか。
 一歩間違えたらスパゲティを量産しようとする行為なので、
 保守は多少楽でも設計や実装は大変ではないでしょうか。
これは長文になってしまいました。
まじめに読んだ方、
内容が薄くてごめんなさい。
 
 
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