2012年11月5日月曜日

本の薦めかた

「この本絶対面白いから!
ほら、貸してあげるから読んでみなよ!」

何て言われて、
本を借りることになったことはありませんか?

自分の場合、
このパターンで借りた本を読む気が全く起きません。

ペット自慢を延々と聞いている感覚に陥って、
読む前から食傷気味になってしまうのです。

相手に本を読ませる手段としては、
最悪の方法じゃないかと勘ぐってしまいます。

ならどうやって本を薦めればいいのか?

まだ答えは出ませんが、
多少はこうしようというものがあります。

まずは、
その本を読んでいない事をバカにしてはいけません。

例え【人月の神話】を読んでいないマネージャーがいたとしても、
ブルックスの法則を思いっきり無視した管理をしていたとしても、
まずはぐっとこらえます。

そして、
自分は本を読んだことをアピールするまでは良いのですが、
読んで欲しいとは言わないことです。

どんな内容で、
どういった人向けの本なのかを軽く説明するに留めます。

ここでポイントなのは、
多少調べる余地を残すことです。

「検索すれば色々と分かりますよ。」

なんていい文句ではないでしょうか。

とにかく、
自分の意思で手をつけるのが大事です。

もしそこで興味を持てば、
自分で買うなりするでしょうし、
貸して欲しいなり言ってくるかもしれません。

…それでも読まない人は、
多分難しいと思います。

自主的に読んでこそ身になると思うので、
無理矢理読ませたところで効果は薄いです。

何か必要性を感じる出来事が必要になると予想していますが、
さすがにそこまでのシーンメイキングを提案する技量はありません。

ひと芝居打てるならやってみては?
という程度でしょうか…

自分としてはキッカケは出したわけですし、
それを必要とするかは本人次第としてしまいます。

芝居を打つのは…やりすぎかな?

読ませたいというエゴは、
本当に押し通さなきゃいけない程の価値はあるのか…

そこで相手のエゴを軽視してはいないだろうか?

まあ何が言いたいかと言うと、
あんまり無理矢理薦めても逆効果ってことです。

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