2013年6月3日月曜日

上質な記事が少ない訳

自分は/.Jをよく読んでいるのですが、
記事以外にも気になる点がいくつかあります。

その中のひとつなんですが、
画面下部にどこぞから引用された名言が表示されるのです。

ある日のこと、
その欄にこんな言葉が表示されていました。

「にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー」

この言葉は、
自分に対して理屈ではなく心に訴えかけるような納得感を与えました。



なんと言いますか…

ある道について学べば学ぶほど、
自分の矮小さに気がつくのでおいそれと発言できなくなります。

もちろん慎重にデータを集め、
根拠を揃えてからなら何かしらを発表することもあるでしょう。

しかし、
勢いにまかせた発言はだんだんと減っていくように思えます。



逆ににわかさんは、
まだ矮小さに気がついていない状態です。

その優越感に身を任せ、
何も気にせずどんどん発言します。

ただでさえにわかさんの人数は道を極めつつある人よりずっと多いので、
悪質な発言や記事、論文や書籍が数多く出回ることになります。

これは発言の為のハードルが低い媒体であるほど顕著だと思います。

つまりはインターネットの情報が玉石混交なのは必然となるのです。



でもその中のどこかに、
素晴らしい情報は確かに紛れているのです。

それを抽出することだってインターネットはできるはずです。

インターネットの情報が玉石混交であったとしても、
その中の玉が見つかりやすいようにはしていきたいものです。



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