どこまで抽象化して物事を考えられるかという点において、
人間には相当な個人差があるということが経験則的に分かっています。
単純に言ってしまえば、
できる人とできない人が居るということです。
プログラミングの技法としてこれだけ体系化されてもなお、
できない人にはできないというのは違和感を覚えます。
高校くらいまでの理数教科で、
多少なりとも先天性を求められるものがあったでしょうか。
実際はどうなのかはともかく、
地力と学習量次第で習得可能だと思われているんじゃないでしょうか。
言い方を変えると、
学習の*再現性*が薄いのです。
科学の領域ではないのです。
学んでできるようになるとは限らないのです。
しかも、経験則では先天性であることが疑われています。
これではまるでファンタジーに登場する魔術です。
魔術理論という体系化された学問がありながら、
それを修めることができるかに才能が絡んでくるのです。
“ウィザード級のハッカー”が、
どれだけ気の利いたメタファーであるかを思い知らされます。
外見の効果も魔法に見えるなら、
そこに至るまでの道筋すら魔術的なのですから。
そういう意味では、
この世界に魔術は確かに存在するのかもしれません。
ただファンタジーと違うのは、
抽象化は人間の優劣を決定づけるほどの要因ではないということです。
絵が描ける、描けないと同レベルと思っていいかもしれません。
現実に魔術が当たり前になった世界でも、
案外それくらいの影響しかないような気がします。
(時勢にもよるとは思いますけどね。)
現実に魔術はありませんが、
魔術と同じようなものは確かにあるようです。
さあ、今日もMPの使いすぎには注意しながら頑張りますかね。
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