2014年2月14日金曜日

概念という名の知識

今まで自分は、
プログラマーとしての能力にはある程度の適正があることをお話ししてきました。

そのあたりの詳しいお話はこれとかこれで語っているので、
今回は省きます。

今回お話したいのは、
そういうのはプログラマーだけに限らないってことです。

いずれの世界にもトップに君臨するには、
努力の他にも適正(才能)が必要であることは想像に難くありません。

もちろんその人だけが持っているユニークな才能もありますが、
トップグループなら必ず持っているような必須スキルのようなものが存在します。

これらは用語にもなっていますし、
様々な書籍で解説もされています。

しかしそれを誰もが我が物とできるわけではありません。

何らかの要因があって、
習得に非常に長い時間を要してしまったり、
さらにはいくら努力しても習得できないことがあるのです。

それこそが*概念*なのではないでしょうか。

 

概念と呼ばれるものは、
物事を統括的、抽象的に捉えたものであり、
具体的な形を持っていません。

それをどれだけ言葉に定義したとしても、
人々が理解できるかは別次元の話です。

知識として*知る*ことはできても、
*理解する*ことができない場合があるのです。

いくつか具体例から理解できることもあれば、
いくら例を挙げても個別に捉えてしまって理解できないこともあります。

この概念を理解できるかが自分がプログラマーに必要な適正と呼んでいるものであり、
才能を要するが故に万人に授けることができないものです。

 

まとめます。

世の中には、
概念を理解する必要がある職業があります。

その職業に必要な単純な知識は努力でカバーしやすいですが、
概念という知識の理解にはその概念に対する適正が大きく関与しています。

その適正が低いようであれば、
その職業での大成は諦めた方がよいかもしれません。

 

とりあえず、
概念という概念を理解できないようであれば、
概念という言葉が飛び交う職種を避けることをオススメします。

※分かった気になっただけで、実は分かっていないというパターンは…どうしよう。

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