2014年2月18日火曜日

プログラマーの天国

かつて漫画家の間には、
トキワ荘という優秀な漫画家を排出した聖地が存在しました。

確かもう取り壊されたと記憶していますが、
その伝説は今も伝説となって語り継がれています。

自分はたまに思うのです。

トキワ荘と同じことをもう一度再現できないかと。

そしてできることならば、
プログラマーでそれができないかと。

そう、プログラミングを極めたものが辿り着ける楽園、
「Programmer's Heaven」を。

 

まずは環境。

開発環境はおのおのの出資によって高度に抽象化されていて、
ソフトウェアの開発を阻害するものは何一つありません。

高速なインターネット回線、
防音の効いた個室、
保守が行き届いたバグ管理やバージョン管理…

あとはAmazonで注文したものを受け取っておいてくれる管理人、
優秀なテスターも必要ですし、
多少のマーケティングも必要でしょうか?

天国の維持には人だって必要なのです。

人が絡むので、
個人ではまず構築が不可能な環境だと思います。

でもそんな環境が、
楽園では当たり前のように手にはいります。

 

そしてソフトウェアの開発です。

住人は協力して開発を行うこともありますが、
企業よりも緩い結びつきで構成されています。

面白そうであれば協力し、
そうでなければ協力しない。

面白いものが無ければ、
自分で面白いものを作り出す。

世に放たれたソフトウェアは世界を変え、
その見返りの利益で天国を継続させる。

このあたりは、
昔の理化学研究所のイメージをさらに自由にしたものでしょうか。

 

そして天国は夢を与えます。

そこに行こうと足掻くものたちを生み出します。

その歩みこそ価値があるものであり、
次の天国へ至るものが登場するのです。

 

そんな世界の基準で自分の力量が及ばないのであれば、
自分はプログラマーを職とすることを辞め、
それでも天国を目指してプログラミングを続けるでしょう。

もしも自分が大成することがあれば、
そんな天国を作りたいです。

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