2013年7月18日木曜日

カクテルパーティー効果の個人差

ある大人数での飲み会での話です。

自分もそこに参加することになったのですが、
乾杯の挨拶から耳を突き抜ける歓声に思わず耳を塞いでしまいました。

その後も各所でものすごいトークの嵐です。

自分も知人に引っ張られて適当なグループの輪に入りましたが、
ほとんど話を聞き取ることができませんでした。

自分が返答を要するものだと感じたときは、
尋ね返して耳をかなりそばに立てて聞かなければなりません。

居ることそのものはそこまで問題ではありませんが、
現状ではこの場で会話を成立させるのは難しいという感想でした。



通常、こういった場ではカクテルパーティー効果が働きます。

無意識のうちに雑多な音の中から必要な音声を聞き分けるのです。

しかしこの効果はどうにも個人差があるようで、
聞き分けがまるでできない人間も中には居るようです。

こういったタイプの人間には、
賑やかな会場は雑音の洪水のように感じられます。

聴覚から意識を逸らして全部カットすることはできても、
話相手との会話の声だけを聞くのは大きな苦痛です。

なぜなら、
その他全部の音声も拾ってしまっているからです。

濁流の中で探しものをしろと言われても、
こちらとしては対処のしようすらないわけです。

対策としてトレーニングしようにもトレーニング方法も不明ですし、
そもそも先天性の問題でどうにもならない可能性もあります。

結論を言うなら、*雑音の中での会話は諦めろ*です。
(処世術として雑談はほとんど聞き流している方もいるそうです。)



結構強烈なハンデキャップに思えるのですが、
認知障害系の記事でそこまで読んだ記憶がありません。
(掲示板のコメントではちらほら)

この件に関してはある程度測定が出来そうな気がしますし、
実験データとか論文とかは無いものでしょうか。

「聴力は問題ないんですけど…」と言うのにはもううんざりなんです。

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