ただいま試験の真っ最中なのですが、
試験項目の分割に頭を悩ませています。
複数人で試験しているのですが、
なかなか綺麗に分割できないのです。
仕方がないので同じ試験仕様書のExcelファイルを複数用意して、
口約束で項目を分担してから最後にマージするような運用を取っています。
さも当たり前のように行われていますが、
これって相当、非効率的な作業ではないでしょうか。
SIerや(担当者にとっての)厳格な品質が求められるソフトウェアの場合、
(ほとんどExcelの)試験仕様書なるものを書いて試験を行うことが普通です。
危うくスルーしかけてしまったのですが、
これも一種の帳票と言えます。
帳票になにかを出力用であって入力用するのはよろしくないと思う自分にとって、
これは改善を考えなければならないポイントに映ります。
つまりは試験仕様書という形に縛られていることが非効率なことであって、
本質的でない部分がたくさんついて回っているのです。
ではどうするのか。
試験を"バグがあるかもしれないから調べておいて欲しい箇所"の束だとすると、
タスクの一種としてバグトラッキングシステムに入れてしまってはどうでしょうか。
手順はこうです。
テキストでもXMLでもJSONでもなんでも良いので、
試験項目の一覧を作成します。
次に作成した試験項目をバグトラッキングシステムにインポートします。
そして通常通り試験を行い、
インポートしたチケットをこなしていくわけです。
新たに追加したい試験項目、
試験で見つかったバグ、
再試験したい項目あれば、
チケットの状態を変化させるなり新規に発行してしまって構いません。
まあただ付け加えるとすれば、
後でエクスポートするのでタグか何かの属性を付与することをオススメします。
試験が完了したら、
エクスポートしてExcelにまとめます。
バグトラッキングシステムのデフォルトの書式が気に入らないなら、
自分でプラグインなりアドオンなり書けばいいんです。
これで帳票を入力に使うという事態は回避され、
より柔軟な試験の対処が行えるようになります。
まあ問題があるとすれば、
バグトラッキングシステムを使っていないような環境では馬に念仏ってことと、
インポートとエクスポートのスクリプトを書くこと自体を許容して貰えるかってことです。
良い案だと思うのですが、
ダメですかねぇ?
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